工房での出来事 ~11/23 昼食時~

しあわせ・しが実行委員会

2012年12月08日 09:00

11月23日~24日に開催いたしました特別講演会「ローカリゼーションという希望」
スタッフからの報告を掲載していきます
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『お出迎えの工房』

ホールから、工房までの道は、秋の雨に打たれて、
木々や土や生えている草花の色は、すごく鮮やかになっていました。
午前中の「懐かしい未来」と「幸せの経済学」の上映が終わり、
皆さんがどんな気持ちでこの場に来られるのかな、この場でどんな話題をされるのかな、と考えるだけで
ワクワク♪


とはいえ、工房の準備はテンテコマイでした(笑)
せっかく「“懐かしい”未来」の映画を観られたのなら、
と、
懐かしい風景の一部分になって、この古民家の工房で
お食事して頂きたい!楽しい時間を作って頂きたい!
博物館の職員のお二人に支えられ恵まれ、(殆ど仕切っていただきました(汗))
準備を着々と進めていました。
でも、紳士お二人の作業の早いこと早いこと(笑)


『汁物作り 提供食材』

皆様、工房の汁物と、魚のから揚げは召し上がりましたか??
なるべく多くの方に、出来立てを提供させて頂きました。

カマドで火を起こして、鍋に汁物を作り。
建物いっぱいに薪が燃えるニオイが立ち込めて
…懐かしい日本の風景がそこにありました。

今回の食材は、
滋賀県下の、今回のイベントに賛同して頂いた方からの提供です!!

提供して頂いたのは
 ・人参、大根、水菜、赤カブ、菊芋、銀杏、菜っ葉類 お味噌 他多数。
この中から汁物にあいそうな物を選ばせて頂きました。
それに加えて
 ・野洲のわかさぎ、高島のブラックバス4匹!
(詳細は当日お配りした資料の 〈本イベントにご協力いただいた方々〉の食材提供者に記載させていただきました)


『ブラックバスとわかさぎ』

……ブラックバス!?

実は、前日、
「下処理してあるから送ります」という言葉の詳細を理解できないまま
自宅で待つこと一日。
届いたバスは、50㎝が4匹!祝、尾頭付き!
(「ど、どうしたらいいんだろ、これ(滝汗)」)

ハイ、そのまま工房に運びました。お手上げです(笑)

当日、器用になんでも対応してくれるご年配のA氏が
テキパキさばかれているのを拝見し、
「…かっこいい!」
と思ったもんです(笑)

琵琶湖ではすっかり有名になってしまった外来魚さん。
ハーブと塩コショウで下味で揉み漬け込み、米油で揚げられ、カレー粉をまぶして、美味しく頂きました。

二つ目の魚は わかさぎ。
外のカリッとしたから揚げと、ホクホクした中身の舌触りが絶妙です。
琵琶湖の大事なお魚。
淡水魚は琵琶湖の水を綺麗にしてくれる、
大事な循環の一部ですね。
そんな命を頂きました。



『ビワコダイスキ弁当 びわ弁』

皆さんが、食べられたお弁当。
その名の通り、滋賀県で作られ提供されたお野菜も入っています。
そして、滋賀県に住む手作りお弁当の産みの親様達はこちら。

・「晴粒」堀口あずささん
・「ショップ マドレ」高木あゆみさん & 村西栄子さん
・「あべぜ」池田裕子さん
・木下カンナさん
・藤岡いづみさん

全てのお弁当を画像アップできないのが非常に残念です…。
が、その中から隠し撮りの二枚を(笑)





栄養たっぷりで、食べる皆さんの事を思って作って頂いた気持ちがいっぱい詰まっています。
愛情がいっぱい詰まったお弁当でした。


『おわりに』


「人」に「良い」と書いて、「食」になるように、
毎日摂る食事はとっても大事ですよね。
体にも心にも良い食事に恵まれて、
作った人と、一緒に食べる仲間と、
時空間の絶妙な繋がりと組み合わせのおかげで
私達の今があります。
気球の裏側から運んだものじゃなくても、
日々の糧は満たせるのかもしれません。

今回のように、色んなつながりがあって食べ物が私たちの目の前にあります。
今食べられる自分に感謝し、料理してくれた人に感謝し、食材を運んでくれた人に感謝し、料理ができるいい水といい火と環境に感謝し、食材を作り上げたこの大地と美味しい空気に感謝して。


工房担当 チッチ@石本


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